ソフトバンクが発表した新プラン
LINEやフェイスブック、
インスタグラムといったSNSに加えて
Youtubeや
有料動画サービスhuluなどの
通信をカウントフリーにした上で
月のデータが50GBまで使える
「ウルトラギガモンスター+(プラス)」と
「ミニモンスター」
の2種類です。
目次
ウルトラギガモンスター+本当の月額料金は?
ウルトラギガモンスター+の
月額利用料金は3,480円/月〜。
インパクトのある価格ですが
周りにいろいろと
注意書きがありますね〜。
▼トップページを再現してみました。公式の画像ではありません。
まずは
「機種購入で12ヵ月間」
とあります。
「機種購入で12ヵ月間」の正体は
「1年おトク割」というもので
12ヵ月間は
1,000円の割引になります。
逆を言えば1年後に
月額利用料が1,000円上がる
ということです。
2018年の11月までに
このプランに加入する人は
「1年おトク割」
を必ず受けることになりますので、
この割引だけを含めた
多くの人が支払うであろう
実質金額を先にバラすと、
6980円/月+スマホの割賦金(2年間)
これがウルトラギガモンスター+
の実質価格になるでしょうね。
通話プランの2年縛りなしは値上げ
次に「2年契約」とあります。
これは通話プランの
基本料金に関係します。
これまで通話プランの基本料金として
「スマ放題(24時間通話し放題)」と
「スマ放題ライト(5分以内の通話し放題)」
この2種類がありました。
今回の新プランでは
従量課金の通話プランが加わり
2年契約では
下記料金のようになっています。
- 新プラン→
通話基本プラン:1,500円(20円/30秒の従量課金) - 旧スマ放題ライト→
準定額オプション:2,000円(5分以内の通話し放題) - 旧スマ放題→
定額オプション:3,000円(24時間通話し放題)
トップの『3,480円』
の計算に使われているのは
この『通話基本プラン:1,500円(20円/30秒の従量課金)』
の2年契約。
スマ放題ライト、
スマ放題と同じ使い方で
今後も使いたい人は最安値からは
500〜1500円のプラスになります。
さらにこれまでの
スマ放題 / スマ放題ライトでは
1,500円/月アップで可能だった
2年契約未加入が
2,700円/月アップに
変更されています。
総務省の
2年契約見直し指示は
あまり意味がないようですね。
家族割とおうち割 光セットが適用可能
まず家族割は
自分1人だけの場合は
当然適用されません。
2人加入で -500円
3人加入で -1,500円
4人以上の加入で -2,000円
となっており、
トップの『3,480円』の計算には
4人以上の割引が
適用されています。
次におうち割 光セット。
SoftBank 光やSoftBank Airといった
ソフトバンクの固定通信を
契約していれば
割引が1,000円適用になります。
ミニモンスターは危険なモンスター
ウルトラギガモンスター+
と同時に発表された
『ミニモンスター』
月のデータ使用料1GBを基本として、
超過したデータ量分
支払い料金が
1GBごとに上がっていくという、
なんとも危険なプランです。
はじめてのスマホでも安心!
と書かれていますが
どう考えてもカモですw
こちらの1,980円〜も
おうち光セット割引が
適用された金額ですから、
1年おトク割だけを
適用した実質金額は
3,480円/月+スマホの割賦金(2年間)
基本1GBのプラン
ですから割高です。
しかも、
3GBを超えると
ウルトラギガモンスター+
と同じ料金ですよ?w
最新のiPhoneを使いたいなどの理由で
このプランを選ぶのなら
Appleストアでの
24回0%ショッピングローン
などを活用して
SIMフリーのiPhoneを購入して
格安SIMで運用する方が
おすすめです。
例えばb-mobileでも
ミニモンスターと同じようなプランが
存在しますが、
こちらの方が
だんぜん安く利用できます。
iPhoneやスマホ購入、
店舗対応、
Eメールアドレスが欲しい人は
Yモバイル(Y!mobile)
がおすすめです。
最新スマホ半額サポートのあまい罠
新型のiPhoneの発表が
9月12日に決定した
と報じられており、
購入、乗り換えを
考えている人も多いでしょう。
ウルトラギガモンスター+は
これにあわせて
発表されているのは
間違いないです。japanese.engadget.com
ウルトラギガモンスター+
のページを下に送っていくと、
「最新のスマホで動画SNS放題を楽しもう!」
というキャッチコピーと
共にiPhoneや
スマホの販売価格について
書かれています。
基本的に割賦販売(分割払い)
になっているようで
24回払い、48回払い、
48回払い半額サポートと
並んでいます。
なかでも目を引くのは
『48回払い半額サポート』
ですよね?
48回払いと同じ割賦支払い金額で、
24回。支払い総額は
半額になっています。
ですがすぐ下に書いてある通り
25ヵ月目に使っきたスマホを
下取りに出して
機種変更をする必要があります。
25ヵ月目に機種変更前提
ということは
2年縛りどころか
ソフトバンクで
機種変更し続ける
沼にはまります。
そして、
半額サポートは、2年契約もしくは2年契約(フリープラン)の加入が必要となります。2年契約または2年契約(フリープラン)にご加入の場合、月々割は適用されません。
とあります。
これ、要するに
月々の割賦金を抑えたかったら
半額サポートに入るしかない。
ってことです。
ウルトラギガモンスター+はどんな人のため?
以上、詳しく見てきましたが、
私の正直な印象は
「過剰すぎるサービスで価格をごまかしている」
といった印象です。
例えて言うなら、
国産牛ステーキ食べ放題で
5,980円!
飲み物は別料金!
そんなにステーキばっかり
食べれないよ!
5,980円も出せば
他で結構いいお肉が
食べられるよ!
みたいな感じです。
確かにSNS、動画サービスの使い放題や
50GB/月は魅力的ですが、
使い切れるという人はわずかでしょう。
実際そんなにデータ量が
必要になることはないと思います。
そんなウルトラギガモンスター+は
誰におすすめなのかと言うと、
これまでソフトバンクの
20GB/月プラン『ギガモンスター』
や50GB/月プラン
『ウルトラギガモンスター』を
使ってきた人でしょう。
これまでの利用料金と
ほとんど同じか少し安い価格で
50GB+追加サービスが
利用できるわけです。
さらに言えばこれからもずっと
ソフトバンクを
使い続けるつもりの人です。
半額サポートで契約してしまうと
解約はなかなかハードルが
高くなるでしょう。
そして、
ミニモンスターは
おすすめできません。
別の見方をすれば、
低額から中間的な価格に
魅力的なプランを用意していないのは、
同じ会社のブランド
Yモバイル(Y!mobile)や
業務提携している
LINEモバイルへの契約を
暗に促している
のかもしれませんね。
以上、
じっくり検討してみてください。
※記事上の価格表記は全て税抜き価格です。