【2018年8月の記事です】
かれこれ10年近く
ソフトバンクを使ってきましたが、
今回の契約更新月を期に
解約、MNP転出して
携帯を乗り換えることにしました。
毎月の利用料がぐんと下がる
格安SIM(MVNO)
に乗り換えて、
モバイルルーターと
組み合わせて使おうという考えです。
当初は数ある格安SIMの中でも
ソフトバンク回線といえば
真っ先に思いつく
Yモバイル(ワイモバイル)
に乗り換えようと
考えていましたが、
よく調べてみると
次々と問題が
浮かび上がりました。
目次
ソフトバンクから乗り換えならワイモバイルがよい?
以前から
スマホの利用料については
妻から見直すように
言われており、
更新月を気にしながら
転出先の格安SIMを
探していました。
妻はすでに
ソフトバンクを転出して
ドコモ系の格安SIMを
利用していましたが、
どうも郊外や山間部で
電波の入りが弱い。
仕事で移動も多い私にとって
電波状況が悪いのは困ります。
この点を考えても
電波の入りが良い
ソフトバンク回線の格安SIMが
いいなと思って
ワイモバイルへの乗り換えが
ベストかな?
と考えていたのです。
そんな中、
ソフトバンクから
1枚のハガキが到着。
内容は
更新月内を期限として、
「機種変更の機種代金が最大5,000円割引」
もしくは
「ワイモバイル のりかえ事務手数料無料」
ワイモバイルへの乗り換えを
検討しているなか、
こんなハガキが届いたら
普通はそのまま
手続きしちゃいますよね?
でもハガキを
よく見てみると、
なにやら※1 ※2・・・
と小さな注意書きが
たくさんあって、
嫌な予感がしたので
よく調べてみました。
料金 月々1,480円の罠
「通話もネットもコミコミ月々1480円〜」
YモバイルのテレビCMや
ホームページでも
大きく宣伝しています。
ソフトバンクから届いたハガキにも
大きく書かれています。
でも、よくみてみると
「(1年間)」
と小さくあります。
注意書きも※2 ※3 ※4
なんだかとっても
アヤシイですよね?
よく読んで調べてみると、
1480円という月額使用料は
「スマホプランS」
という最安プランを
本来はインターネット使用量が
2GBで5480円のところ
2年契約すると、
まず2980円になります。
さらに1年間だけは
「ワンキュッパ割」
というキャンペーンで
1980円になり、
さらにさらに
「おうち割 光セット(A)」
もしくは
家族割引サービス(2回線目以降)
が適用されて、
ここではじめて1480円になります。
まぎらわしいですね。
仮に1480円が
適用になったとしても、
ワンキュッパ割は1年間だけなので
月々の実質価格は
1480 x 12 + 2480 x 12
= 47520円
47520÷ 24
= 実質1980円/月となります。
それにしても2GBの通信量なんて
SNSなんかで
うっかり動画などを見てしまうと
すぐに無くなってしまう量で
ちょっと余裕がない感じですよね?
しかしそこは
データ増量無料キャンペーン
というキャンペーンがあって
2年間は3GBとなっています。
なんだか得した気分にもなりますが、
これもややこしいですね。
こういった
まぎらわしい、ややこしい
価格表示は他の格安SIMや
ポケットwifiでも
増えてきていますので、
細かいところまで
ちゃんと調べて
決定するようにしましょう。
SIMロック解除の罠
ソフトバンクから
ワイモバイルに乗り換える場合は
同じソフトバンク
という会社同士だから
SIMロック解除の必要はない
と思いますよね?
でも実は
ソフトバンクから購入した
iPhoneやスマホは
SIMロック解除しないと
Yモバイルの回線、
SIMはつかえません。
Yモバイルの回線は
ソフトバンクの回線だけではなく、
前身であるイーモバイルや
ウィルコムの回線を含んだ
独自回線を利用するため、
ソフトバンクと契約時に購入した
iPhoneやスマホでは
そのままYモバイルのSIMに
対応できないのです。
つまりソフトバンクから
ワイモバイルに乗り換える場合に
今の機種を
そのまま使いたい場合は
SIMロック解除をした上で
使用可能となります。
SIMロック解除は
自分でやれば無料ですが、
お店でやってもらうと
別途手数料が必要になります。
さらに
SIMロック解除ができない
2015年4月以前に
発売された機種は
Yモバイルでは使用できない
ということになります。
ソフトバンクからYモバイルのメリットは?
ここまでデメリット的な話
ばかりしてきましたが、
ちゃんとYモバイルにも
メリットがあるか
確認しておきましょう。
同じショップ内でMNPできる
ワイモバイルは
ソフトバンクの
グループ会社、子会社
と思っている人も多いですが、
実は2015年には
ワイモバイルという会社は
なくなっており、
ソフトバンク社の中の
1ブランドになっています。
そういった背景もあって
最近はソフトバンクショップでの
Yモバイル取り扱いを開始しています。
私がMNP予約番号発行のために
行ったお店も
半分Yモバイルの看板に
なっていました。
私の行ったお店のスタッフは
一切売り込みはなかったですが、
お店によっては
YモバイルへのMNPを
勧められるかもしれませんね。
実店舗でしかも1店舗内で
MNP手続きが完了
してしまいますから、
面倒くさがりな人や
情報にうとい人は
しっかり比較しないうちに
決めてしまいそうです。
とは言っても、
移動の手間がかからない、
店舗スタッフに説明を受けた上で
手続きができるといった点では
お客さんにメリットがある
と思うので、
これは良いサービス
と言えるでしょう。
10分間の無料通話が標準
メリットかデメリットかは
微妙なところですが
Yモバイル全ての
スマホ料金プランには
1回あたり10分の
無料通話(国内通話)が
標準でセットされています。
無料通話が付いている分、
得した気分になりますが、
他の格安SIMでも
無料通話はお手軽な金額で
オプションが用意されているので、
トータルの料金を
見比べるのが良いでょう。
Eメールアドレスがもらえる
格安SIMでは基本的に
携帯電話用のメールアドレスは
発行されませんが、
Yモバイルと契約すると
新しい携帯電話用の
メールアドレスが発行されます。
しかし私はGmailやYahooメール、
LINEを中心に使っているので
あまり必要性を
感じませんでした。
Yモバイルはソフトバンクより安いけど
ソフトバンクで
スマ放題ライト、データ5GB
というプランで使用していた
私の場合、
通話料や機種代金をよければ、
ソフトバンクでの
月々の利用料金は7000円ほど
でした。
Yモバイルで
「スマホプランM」を選び、
2年契約すればデータ通信量は
9GB(キャンペーン適用)で
基本料金が3980円。
ワンキュッパ割りがはいって
2年間の実質は3480円ですから、
データ量が大きくなって
半額ぐらいの月額利用料なら
これも悪くない話だと思います。
しかし私の場合、
モバイルルーターで
データ通信をする予定で
できる限り料金をおさえたいので
最安プランの
「スマホプランS」
で十分です。
最安のスマホプランSの場合
固定回線や
家族割を契約していないと
Yモバイルの
スマホプランSは実質2480円
ですから安いとは言っても、
初めに見た1480円
から比べると
割安感がなくなってきました。
Yモバイル以外のソフトバンク回線SIMはある?
そこで比較できるような
ソフトバンク回線の格安SIMが
他にもないものかと調べてみると、
3社候補が上がりました。
- LINE モバイル
- b-mobile S
- NURO モバイル
これら3社の格安SIMは
- ソフトバンク回線が利用できる
- 音声通話SIMの設定がある
- 動作機種なら
SIMロック解除なしで使える
これらの
共通した特徴がありました。
しかもYモバイルのように
まぎらわしい表記はなく、
Yモバイルよりも
安い月額利用料金
になっています。
今使っているiPhoneを
SIMロック解除なしで
使えるのもうれしいです。
3社の格安SIMのデメリットとして
音声通話のかけ放題プランが
オプションになっている
というのがありますが、
私の場合ほとんど発信側として
音声通話を使うことはないですし、
LINEトークなどを
マメに利用するので、
この分価格が安くなるのは
メリットともいえます。
LINE MOBILE(LINEモバイル)
LINE モバイルの最大の特徴は、
他の格安SIMだと使用できない
LINEでの年齢認証ができます
なので、
LINEアプリでの
ID検索が使用できる
ということです。
そして
LINEモバイルはソフトバンクと
資本・業務提携をしている会社
(出資比率ソフトバンク51%、LINE49%)
なので通信速度や
繋がりやすさでは
期待度が高いです。www.softbank.jp
さらにLINEモバイルの
ソフトバンク回線では
「データフリー」
というサービスがあって、
LINEをはじめとして
フェイスブックやツイッター、
インスタグラムといった
SNSでのデータ通信料を消費させず、
通信制限にかかっても
該当するサービスは
高速通信で使えるという、
ありがたいサービス付きです。
(最安のLINEフリープランはLINEのみ対象)
月額利用料はシンプルに
最安のフリープランなら
1GBで 1200円
必要にして十分な
3GBで 1690円
ソフトバンクの時と同じ
5GBで 2220円
※すべて音声通話付きの価格
さらには余ったデータ量の
翌月繰越や
LINEモバイルユーザー同士の
データプレゼント
などができます。
b-mobile(bモバイル)
3社のなかでお手軽、
最安値からスタートできるのは
『b-mobile』です。
音声通話付きのSIMが990円から
使いはじめることができ、
1GBごとに15GBまで
追加料金を支払って
使うことのできる格安SIMです。
最大の15GBまで使っても
7240円ですから安く、
最低利用期間も
5ヶ月と短めです。
nuro mobile(nuroモバイル)
『nuroモバイル』は
ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)
が運営する格安SIMです。
NUROモバイルも
LINEモバイルと同じように
データの翌月繰越ができたり、
途中からのプラン変更に対応します。
さらには
「データ前借り」
というサービスがあり、
使い切ってしまった後に
翌月分から通信量を
前借りすることができます。
ただ、
ソフトバンク回線は2GB
(音声通話付き1680円)か
5GB(2480円)だけ
と契約プランの数が少ないです。
ニューロモバイルは
実をいうと
ちょっと不信に思った
出来事があったので
オススメしたくないですね。
>>nuroモバイルへのMNPを途中でキャンセルしたら電話番号消失?初期契約解除制度とは
私はLINEモバイルにしました!
悩みに悩んで
最終的に私が選んだのは
『LINEモバイル』です。
▼関連記事
LINEモバイルの評判と口コミ 6ヶ月使った感想
契約期間は
2年になりますが
LINEモバイルなら
途中でプラン変更や
オプション変更も
違約金なしで可能
なので、
私はひとまず最安の
「フリープラン(1G 音声通話付)」
にしました。
※音声通話SIMからデータSIMへの変更などはできません。
LINEモバイル | よくある質問
価格がシンプルに安いですし、
キャンペーンも
たくさん実施していますから、
Yモバイルよりも
確実に月額料金を
抑えることができます。
そして、
LINE モバイルはソフトバンクと
資本提携、業務提携している会社
なので電波の品質にも
期待が持てます。
Yモバイルも
通信速度はもちろん
対応エリアは
ソフトバンク圏内に加えて
Yモバイル独自のアンテナも
使用するので広いはずです。
LINEモバイルと同等か
それ以上でしょう。
他にも
10分以内の国内通話が無料
だったり
携帯電話専用の
メールアドレスが
もらえたり
Yahooショッピングなどの
提携特典サービスが豊富
といったメリットもあるので
決して悪い、高い。
というサービスではない
と思います。
しかし、
料金やサービス内容など
十分に理解、納得した上で
利用したいものですね。
▼関連記事(Yモバイルも新規契約してみました)
Yモバイル(ワイモバイル)の評判と口コミ 6ヶ月使った感想
以上、みなさんもじっくり比較して
自分にあった格安SIMを
選んでくださいね!
※記事上の価格表記は全て税抜き価格です。
こんばんは、2ギガで5000円台というのはスマホベーシックプランsというもので、今はやっていません。
今は1ギガが二年間倍になり2ギガ、さらに1ギガ追加というキャンペーンをしているので、1ギガ(二年間3ギガに増量)に書き換えた方がいい気もします。
今はsプランが2980円、二年間1000円引きで1980円、家族が使って1480円です。
変なこといってたらすみません。。
詳しくはhttps://www.ymobile.jp/support/faq/view/21431
コメントありがとうございます。
頂いたYモバイル公式ページリンクでも確認したところ、現在も契約期間なしのスマホベーシックプランS 5480円/月を選択することは可能のようです。
逆に1Gが2年間なら2Gになるというのは2018年8月以前の料金体系で、現在は2Gベースになっているようです。
公式にも「2018年9月1日(土)からスマホプランのデータ容量が増量しました。既にご契約のお客さまも対象です。」とあります。
どちらにしてもややこしいですね。